11 月 26 日、渋谷の LIQUIDROOM で開催された Metronomy の LIVE に行ってきた。イギリスのインディーバンドだ。2015 年前後に iTunes 経由かで知って聴くようになったと記憶している。3 作目『The English Riviera』(2011)、 4 作目の『Love Letters』(2014)、 2 作目『Nights Out』(2008)の順に好みであって、代表曲とも言われているそうだが 3 作目とその収録曲「The Bay」が最も好みだ。いや、ほんとうにこの曲は最高なんだ。1 作目の『Pip Paine (Pay The £5000 You Owe)』(2006)も聴いているが、ぱっと思い出せない。

2016 年に『Summer 08』が発売されていたことをしばらく知らずにおり、昨年くらいに初めて聴いた。今年になって『Metronomy Forever』が新譜として登場した。今回の来日は、その一環もあって実現したと思われる。

開始時刻の 19:30 とほぼ同時に LIVE が開始されたことに、まず驚く。「ふぁっ、海外のバント、時間をちゃんと守るやん」となったのだ。今年になって海外バンドの LIVE は 3 度目であったが、いずれのミュージシャンも 30 分~ 1 時間ほど待たされた記憶がある。好感触やわぁ。

言うまでもなく旧作のほうが聴き慣れており、事前に予習した新アルバムの曲は初聴きでは馴染まなかったが、 LIVE で体験するとダンゼンにカッコよく耳に入ってくるもので「こういう音楽だったんだなぁ」という実感が湧く。よいわぁ。

曲目はアンコールの 2 曲を含めた 22 曲だ。これが一般的に多いか少ないかはわからないが、多いほうだろうな。セットリストは、最新アルバムからの曲、次に3作目、4作目、2作目、その他諸々みたいな分量だったのかな。演奏もパフォーマンスもテンションも最高で、とにかく最高だったんだ。アップテンポで乗りやすい曲からメロウでムーディーな曲まで、即興ならではのハラハラ感とバンドとしての一体感、決めポーズ、どれも最高。とにかく最高。よい。

以下は新作や今回の来日に関連したインタビュー記事などのリンクまとめだ。

リーダー? ボーカルのジョセフ・マウントを対象としたインタビュー。いろいろなことが分かる。『Summer 08』も『Metronomy Forever』もレコーディングはほぼ 1 人でやっているらしい。なんぞな。まぁ、もともとジョセフ・マウントのソロ・プロジェクトだった企画らしいから、そういうもんなのかな。

これは今回のライブハウス LIQUIDROOM のページの企画なんだろうけど、メンバー 5 人から 2 曲ずつマイ・ベスト・アルバムを紹介する。おもしろい。もちろん、ジョセフ以外のメンバーのコメントも入っている。

個人の運営する音楽サイトっぽいのだが、ジョセフからインタビューを取っている。すごい。メンバーがほとんど本国(イングランドなり)に暮らしていないというのは、ちょっと面白かった。“Bay” というキーワードにまつわる話題と、音楽と政治にまつわる話題もよい。

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