日曜日、ひさびさに渋谷の東急にあるジュンク堂に行った。時間を潰すためだったので申し訳ないけど、書棚ショッピングを楽しんだ。いくつか気になる本も見つけたように思うが、どうにも周辺の情報量が多いような気がする。

小さな書店には欲しい本がない、興味のある分野において類書のストックが少ない。一方で大きな書店には本が多すぎる、みたいな一見するとアホみたいな状況があって、なるほど書評みたいな立場のひとたちや、意欲的な書店の話題などが盛り上がりを見せるものだなとも感じる。

気持ちのいい話ではないが、たとえば、専門家がオススメする本当に内容の良い本であっても、装丁や文字組み、製本具合がピンと来ないと購入する気にならないなど、そういう観点まで含めて書籍と向き合おうとすると、めんどくさいものだ。

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このあいだの阪神戦で菅野投手が乱調だった。先のヤクルト戦でも似たような乱調で、5勝こそあげているものの各種指標はよくない。巨人ファンではないものの圧巻の投球などをみせられたときには尊敬と賞賛の念しかないわけで、やはり気になるものだ。

野球まとめなどを読んでいると、単なる春先の不調、増量が裏目、投げすぎなどとさまざまな意見が飛び交っているが、まぁ投げすぎなんじゃなかろうか。打たれたときの投球動画をみると、素人目にもフォームが崩れていることが察せられる。復調してほしいな。

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note、多くの書き手が集まって賑わって、みんなが楽しめる、役に立つ情報があつまる、などなどイイことづくめな気がする一方で、手軽な集客・集金装置みたいなイメージがすでにちらつき始めているのが気になっている。

さらに難しいのが、それ(集客力、集金力)がコンテンツの質に関わらないというか、それを精査する困難があり、発信者が人気者であれば仕方ないという側面もあるのだけれど、こうもプラットフォームの陳腐化(と言ってしまっていいか)が進むのが速いのもな、という気分だ。

とはいえ、[おすすめ][マガジン][ピックアップ][注目カテゴリ]などのメニューも使ったことないし、そもそもそこまでハマってないので、私なりの偏見は強いのだろうな。

cakes も全然みなくなった。

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《名探偵ピカチュウ》を観てきた。レイトショーだったが、割と混んでいた。盛況ではないか。オイディプス王ではないが、こういう構成には弱い。《LEGO ムービー》を思い出す。

いやー、おもしろい。おもしろいが、説明しづらい。

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タスク管理ツールがどうこうという記事を読んでいた。紹介されていたのが、OmniFocus 3 と Things 3 だけだったので、なんだい Mac ユーザー向けの記事かいという話に終わるのだが、この2つは老舗であることだ。

Remember The Milk、Toodledo なども懐かしい。前者はデザインを刷新して久しいが、後者はいまだに古めかさを残している。それがいいということだと思う。

iPhone、Android などと連動して動くタスク管理アプリは数えきれないくらいあり、カレンダーやリマインダーなどに主機能が寄ったタイプまで合わせたらキリがない。

わたしはなんだかんだで Todoist に戻る。登場してからすぐ使いはじめた。一時期はプレミアムアカウントで使っていたが、いまは無料アカウントに戻している。いつからだろうかと少し調べたら、おそらく2012年のことのようだ。Wikipedia Todoist の記事がわりとおもしろい。HTML 5 の技術ベースで実現されたアプリらしい。へぇ。

手帳などを持ち歩き、開く習慣が身につけばノート単位での管理でもよさそうだが、この習慣づけが割と難しいように思う。

そういえば、TaskChute という管理ツールもある。時間を細かく記録するタイプだ。時間計測系の海外製のサービスでは Toggl が有名だと思うが、Toggl と Todoist を組み合わせるとちょうどいい感じになる。

iPhone ユーザーなら リマインダーアプリ、Android ユーザーなら Google Keep で用が足りるといえばそうだろうが、仕事とプライベート、別個に立ち上がるタスクとルーチン作業など、さまざまな要素が組み合わさると、やはり管理ツールにまとめたいなというのが今日時点での考えになっている。

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日曜日、テアトルで《愛がなんだ》を観てきた。角田光代さんの原作は読んだことがないが、作品説明には「全力疾走片思い小説」とある。まぁ、嘘ではなかろ。

報われないことに共感して感動することってあるだろうか。この作品の投げかけるものがよくわからない。まとまった感想、いつか書くだろうか。

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体育館のような広さの小洒落た会場で、小学校から大学まで同窓生だった友人が社内結婚をすることを発表した。しばらく会っていなかったが、これはとてもめでたいことだったので浮かれた私は、会場中で踊り狂っていたが、妙な事実に気がつく。この友人はすでに結婚しているはずだったのだ。奥さんと子供がいるのである。何がめでたいのかサッパリわからない。だが、結婚自体はめでたい。モヤモヤする。

というところで目が覚めた。

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フィクションとしての文字列を楽しむことがほとんどなくなったまま生活している。おそらく最後に楽しんだのは『天冥の標X 青葉よ、豊かなれ PART1』で、残り2冊で完結というところで踏みとどまっている。完結を楽しむ気がない人間である。というのは、置いておいても、フィクションの文字を読む気が起きない。読めば楽しめることはわかっている。

これは優先順位の問題なのか、なんかのか。

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全3部作の最終作で、前2部が本編TVシリーズの再編版となり、本作はその後の物語となっている、ということでいいと思う。

前2部は見ておらず、本作だけ観た。本編TVシリーズのラストで亡くなったはずの主人公が実は生きていた。という経緯はアニメ雑誌に掲載されたビジュアルで何年も前からみんな知っていた。というわけで、こういった形の続編はタイミングの問題だけだったと思われるが、平成最後の年に制作・公開されるということになった。

全体的な構成としては、本編TVシリーズ冒頭での主人公ルルーシュとパートナーCCの契約にどう決着をつけるかというところに焦点があった。今回は登場人物にフォーカスして感想を残したい。

女の子らしいなぁ、CC

というわけで、CCがかなり可憐に描かれている。本編TVシリーズでは「魔女」と呼ばれるようなミステリアスな存在であったが、本作ではかなりパッションがあり、能動的かつ健気で、女の子のようになっている(女の子だが)。

と、上記の主旨のとおりなので理解はできる、が、前2部を見ていないこともあるからか、少々途惑う。

そんなCCだが、EDでとうとう最大の笑顔をみせて微笑む。あー、これがこの話の終着点なんだなぁという実感が湧く。笑顔のキッカケもクサいながらも気が利いていて、シリーズファンなら楽しめたのではないでしょうか。よいですね。

ついでにここで言っておくと、本作のキャラクターデザインだが、髪の毛のデザインの変化が大きくみえた。CC について言えば、本編TVシリーズ時よりも前髪の分け目が多い。これが気になって仕方がなかった。ほかにもたとえば、ロイド博士の髪の色、コーネリアスの髪のボリューム感にも違和感が大きかった。キャラクターがやや縦に細長くなっている。もともとのキャラクターデザイン、CLAMPの画風に寄せた感じとも言えるのかもしれない(よくわかってない。

ナナリー、薄幸の妹よ

私は大体の場合、か弱い妹キャラを好まないのだが、ナナリーには同情を禁じ得ない。本編TVシリーズ最終話での彼女の絶叫には涙したものだった。ナナリーはとにかく悲劇の主人公を体現しすぎている。

結局のところ本作でも「ナナリーを救う」がストーリー上のメインテーマとなっている。罰ゲームですか? そのうえ、超合衆国のマスコットを努めなければいけないというのは、なんという罰ゲームなのか。なぜ生きていることがわかった兄と、少しでも多くいっしょに居させてあげられなかったのか。

後段でのシャムナについての感想でも書いたが、本作は家族の距離感がかなり重視されていて、ストーリーの目的としてもナナリーは犠牲になるしかない。同情しないわけにはいかんやろ。

諜報部員となった、カレン

諜報エージェントみたいなことやってて笑ったが、後半で黒の騎士団が登場するので、組織自体は解体されていないらしい。本編TVシリーズのEDで学生に戻っていたから、暴力的な世界からは完全に足を洗ったかと思ったが、そうもいかなかったということかね。

ルルーシュ復活をして泣きくずれたシーンが唯一の掘り下げだったと思われるが、まぁこんなもんだよね。戦闘シーンも輻射波動機構をバシッと決めてくれたので、とくに文句もございません。

立場的には、CCを後押しする役割ではあったか。今シリーズの前2部を見ていないので細かい整合はわからないが、ルルーシュが死を選んだことの真意に最初に気がついたのも彼女だった(黒の騎士団内で)ことを考えれば、サポーター役のような立場になってしまったのはやや残念ではある。

枢木スザク、ルルーシュと戯れる

ルルーシュを想う以外にストレス解消になることがないんじゃないかと心配したくなる男、枢木スザク。中盤までは牢獄におったので活躍しなかったし、中盤以降もこれといって目立った場面はなかったかと。

愁眉は、やっぱりルルーシュとの再会シーンで、2人がじゃれあってくれると見ている方も安心するよね。これがコードギアスですよ、ってなもんでさぁ。現時点でのルルーシュはいくら殴ってもすぐに回復すると思われるので、その点はスザクに分が悪いのかもしれない。という下らないジョークは置いておいて、やっぱりスザクがゼロを纏うのは違和感があるので、本作はオマケ要素が強いなと思ったりした。

いや、我々は本作におけるスザクの扱いについて、もっと積極的に問題提起していくべきなのではないだろうか。

よりよい明日を、シャムナ

本作のラスボスですね。しかし、本編TVシリーズ最後のシュナイゼル戦もそうだけど、ちゃんと指揮官の頭脳くらべ(ギアスというズルっこ込み込み)で〆てくるのは、よくできている。

シャムナの能力と目的も、シャルルに対したルルーシュの解答のバリエーションとしてそれなりに納得しやすい。そういう意味では、弟シャリオ君を含めて、敗北が決まったときには邪なイメージで描写されていたことが気になる。どうして彼らの願いは世界からすら邪なものとして否定されたのか。

そもそも、彼女の姉弟は、ルルーシュ兄妹へのカウンターとして提出されたと考えると、兄(姉)は妹(弟)を邪悪な世界に関わらせなかった(関わらせた)とか、そもそも守る対象のスケールが違い(家族/国家)など、いろいろと比べやすくなっている。

しかし、戸田恵子さん、すごいですね。妖艶である。

制服を着用しないルルーシュ

もはや学生じゃないルルーシュは制服を着ない。本編TVシリーズが学園ドタバタものとしての側面を持っていた一方、本作はその後の物語なので、もう制服は着ない。とはいっても、やっぱりルルーシュの服装で1番しっくりくるのって、アッシュフォード学園の学生服姿だよね。となったとき「なるほど、もはや物語は学生が主役ではないのだ」と、一抹の寂しさをも感じさせられる。

自我を失った状態から、Cの世界で、どうやって復活したのかの詳細は、描かれなかったな。ヒーローは死んだと思ったとこからヌゥッと立ち上がるということで十分なんだろうか。

エンディング後、あのあとルルーシュとCCが、かなーり長生きするんだろうと想うと、このシリーズへの愛おしさが募る。

その他のよしなしごと

ひとつ。決着戦の戦闘シーンは、場面のカットを使い過ぎたなと思う。Cの世界でのやりとりと現実での戦闘が行き来しまくってて集中しづらかった。ひとつひとつの戦闘をしっかり見たかったなぁ。

ふたつ。これも前2部を見ていないのでわからないが、扇さんの立ち位置ね。TVシリーズ最後のほうのパフォーマンスで大ブーイングを食らっていた記憶があるが、再編版はどうだったんだろう。安直に死んで償おうとする、そういう単純なところがお前はダメなんだよ……。

みっつ。観ていて何となく「00ガンダム」を感じるところがあり、地球での問題をあらかた語りつくしたとなったので、今度は……、という妄想をしてしまった。というのも、Cの世界の残存物が破壊されたとき、流星みたいなのが降り注いだのは何だったのか? と深読みしたくなるよね。

よっつ。入場者プレゼントで A6 サイズ(でいいのかな)のクリアファイルをいただいた。このサイズ、割と使い勝手がいいよね。

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2019年の3月、インターネットが30周年を迎えた。これは非常にめでたいことだが、同時にいろいろな問題もあるということらしく、いくつかの記事を読み漁っていたような気がする。個人のウェブサイトやブログでこれを扱った記事はあまりなかったようにも思う。現実(リアル)とネットは違うという垣根づくりも今は昔のことに思えるくらいインターネットは当たり前になった。いろんなプラットフォームがあって、無益有益にかかわらず、さまざまな人たちが活動している。

どう向き合ったものだろうか。

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