北海道が舞台のマンガを考える

『銀の匙 Silver Spoon』(荒川弘)の最終 15 巻が刊行され、これにて完結した。最後のほうは家庭の事情だろうか不定期連載になっていたが、無事に終わってよかった。最終話、第 1 話と同じスタートからはじまり、主人公:八軒の成長の大きさが見事に照らされていた。

本作の掲載紙は週刊少年サンデーだが、北海道が舞台の作品で同じ掲載紙といえば『じゃじゃ馬グルーミン★UP!』(ゆうきまさみ)が思い浮かぶ。どちらも北海道の広大さが丁寧に描かれている。北海道、動物というテーマでのつながりを追っていくと『動物のお医者さん』(佐々木倫子)がピックアップされる。すべての作品の作者は、北海道出身だ。

ところで、Wikipedia とは便利なもので以下のようなリストがある。もちろん、抜け漏れは多くあるだろうが大雑把な指標にはなる。

コミックの項目には 64 の作品が列記されており、つまり 64 人以上の作家がいるわけだが、そのうち 27 名以上が北海道出身または在住であるようだ(リンク先をざっくり見て回っただけなので正確性に欠く。また、作画、原作など分業が明記されている者についてはスルーした)。

「あぁ、そういえば北海道が舞台だった」とすぐに判別できた作品としては『ゴールデンカムイ』(野田サトル)、『僕だけがいない街』(三部敬) 、 『波よ聞いてくれ』(沙村広明)などが挙がり、前 2 作品は作者も北海道出身のようだ。

また、列挙しないが「そういえば舞台が北海道と聞いたことがあるな」という作品もいくつかあり、そういう場合はなんとなく札幌っぽいことが多いように思える。あるいは地理的に近い東北の出身者が多かったり、豪雪地帯という類似性を感じたのか新潟の出身者が居たり、なぜか兵庫県出身者も幾人か( 2 人かな?)いたのが印象深い。

一口に北海道といっても広大な土地なので、一緒くたにできないが、やはり舞台が北海道であるというインパクトは認められるだろうし、深掘りしていくと面白そうな話題ではある。