すばらしいキャッチコピーを求めて

ヤングマガジンで『雪女と蟹を食う』という作品が連載されている。1巻がこの間発売された。Amazonに集まるレビュー数は作品の勢い(特に1巻については)をよく表すが、確認する限り、そこそこ売れているように思える。高得点でもある。

あらすじは、人生に見切りをつけた男がなぜか美女と逃避行することになる、という作品だ。まぁ、ありきたりです。

『雪女と蟹を食う』というタイトルだが、これはいいよなぁ。まったく意味がわからないが、雪女は美しいだろうし、かといって本来は一緒にいるべき対象じゃないだろうし、ホクホクの蟹を雪女が食べるのか? という疑問も湧く一方で、蟹を食べるのだからコミュニケーションは最小限で済むという安心感も演出できる。

よっぽど展開にひねりを加えないと、あまり長続きしそうにもないし、なんならいつ終わってもおかしくない作品なのだが、というか、まぁ長編にするつもりはないだろうと思ってはいるが、おもしろく読んでいる。このタイトル、いいよなぁ。ふわふわとした関係、時間という夢物語のなかで、少しずつ問題があきらかにされていく展開もいいが、どう着地するのだろうね。しかし、タイトルがいいよなぁ。