香港の状況をみて何を思ったか

事態に収拾がつかなくなっているように見える。デモが始まったのが6月、もう2か月も続いている。悠長なことは言っていられないが、すごいエネルギーだ。眺めていることしかできないので、とりあえず思ったことを書く。

といっても、特に定まった思いもない。「香港加油」とはいうが、頑張ってほしいのは「香港」なのか。デモの参加者すべてか、香港の若者か、香港の市民か。香港の民主主義的な制度に自覚的、かつ賛成的な市民か。誰に向かってに頑張れと言えばいいのか。

どう転んでも体制にとっていくらでも操作しやすい結果にしかならないのではないかというところもある。たとえば行政長官の林鄭月娥だが、本人は辞めたがっているが辞任が認められないという。追い詰められた長官がどうするか、どうなるかは想像したくもないが、どのような決断を下すにせよ、香港市民のためになる選択肢や結果は少なかろう。暴力の応酬についても同様で、個別の暴動をしらみつぶしに検証するということもできまい。結果的に、どうやって暴力に収拾をつけるかという話になったときどうするか、ということになる。中国本土の市民には権力はない。

そもそも本件の直近の発端が、台湾で発生した香港人カップルの事件に因るというのも何とも皮肉な顛末だ。やるせない。