宣言通り、6月は「ティアーズ オブ キングダム」の話を続けます。ご存じの通り、本作には空島というフィールドが存在する。名前の通り、ハイラルの大地の空中に点在する島です。そういうエリアがある。

「空島」といってパッと思い浮かぶのは、昨今のフィクションにそれなりに馴染んでいれば『ONE PIECE』のそれであること、に異論はそこまでないと思う。昨今のサブカルチャー的なそれで言えばだ。

あるいは、皆さんの大好きなスタジオジブリの『天空の城ラピュタ』か。あいやいやいや、ビジュアルはまさしくそんな感じで、雲の中に城っぽいのが見えたり見えなかったりする絵面は竜の巣を思わせる。そういう空島もある。

個人的には、ゲームであるが『クロノトリガー』の古代文明もなんだか知らんが浮かんでいたことが思い出される。

あれも空島。これも空島。

で、雑にちょっとググると、『ジャックと豆の木』が引っかかる。たしかに! 空島というか雲の島というイメージだが、その源泉には違いないな。Wikipedia の説明だと、この物語は9世紀くらいのイングランドが舞台らしい。へぇ。アングロサクソン系の民話が出典らしいが、いつからあったのかね。

そして、雲の上の楽園といえば、極東アジアの文化圏だと天竺とかはそうか。どうなんだろうね、キリスト教系の天国のイメージって、あんまり空島な感じはしないけど、個人的には天竺には幾分、空の上の王国のようなイメージはある。「ドラえもん 雲の王国」の影響もある。

ついで、これも忘れちゃなんねぇが、「島」というテーマでは『ガリヴァー旅行記』がある。調べればわかることだが、ラピュタの元ネタのひとつでもあるらしい。どうも私は抄訳版しか読んだことがないが、第三篇にはまさしく空島が存在するらしい。

まぁしかし、現代のフィクションを調べると、数えきれないくらい例はでてきそうだけど、実は空島っていうイマジネーションは相当に稀有なんじゃないのという気がしてきた。この記事も、ティアーズ オブ キングダム もほとんど関係ないしな。

悪しからず。

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