2023年の年始に《ナイブズ・アウト:グラス・オニオン》を観た。Netflix で配信された新作ということでシリーズ2作目だ。先だって、1作目も見た

新型コロナが蔓延するなかでの出来事というエッセンスを、孤島の事件というインシデントに絡めているが、どうだろう。一応、劇中で登場するアイテムの存在には、この設定が寄与してはいるが。あるいは、数年後にみたときに、時代性を浮かび上がらせることはできるだろうから、それが狙いなのかな。

いろいろと魅力的な秘密に溢れた作品と思うが、自力でそれらを解き明かす手間をかけるほどでもない。もとから精通していれば、どう切り取っても楽しめる作品でもあるのだろう。一応、へぇーってなったブログ記事へのリンクは最後に張っておく。

舞台となる孤島、007 かなにかアクション映画で使われたのと同じロケーションな気がするが、巨大なグラスオニオンとか諸々の設備とか、どこまでリアルで、どこからがセットで、あるいは CG なりによる映像処理なのか、全然わかりませんね。

事件の謎と展開は前作よりも伏せられた情報が多いように見え、どういうことなのかを考える時間は増えた。一方で、そもそも何が起きているのかは前作よりもわかりづらい気はする。

たとえば、人間関係だが、アントレプレナーからのスケールアップとか、インフルエンサーの文化とか、エネルギー問題がどうとか、それぞれの文化なり構造なりを把握できてないと、そもそも何が争いの原因で、登場人物がどういう人間で、何が滑稽なのか、わかりづらそう。まぁそういうターゲット向けというわけだ。

お笑いポイントも多いと思うのだが、それだけ自分の気づいていないポイントも多いと思われ、そこは悲しい。個人的には、血液に見立てた激辛ソースが……、という直截なギャグに笑ったけれど、オチ部分が省かれていたのがスマートですね。

というわけで今作は前作に引き続き「探偵もの」ではあるんだけど、風刺や不条理な笑い部分の扱いのほうがトピックなんじゃないですかね。

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