《あなたの顔の前に》を観た。観たには見たが、それなりの時間を夢半ばで過ごしたのも事実で、空ろな部分は今回については補完し難い。

韓国映画だ。ホン・サンス監督は強い人気があるようだが、今回ははじめての鑑賞となった。

といっても、夏の休日は暑い日照りのなかを睡眠不足のなかで臨んだので、結論からいうとほとんど眠気との戦いに敗れつづけた。ここまでが前提だ。

カメラをほとんど動かさず、同じ画面に映るのはほと 2 人か多くても 3 人ほどで、そこでは繊細そうな会話劇が繰り広げられる。

映画作家の文脈はあまりわからないが、映画映像の美学としてはアピチャッポンなんかと近いのだろうか。こういう映画が好きなひとには効くのだろうな。眠気にも効く。

鑑賞したひとたちからの反応は、クライマックスの自称? 映画監督からの電話に対する反応がよかった! というのが目に留まりやすかった。

そこはなんとか、起きていたのだが、あまりピンとこない。

個人的には眠りに誘われはじめる直前、小川を渡る橋の下で煙草をふかすシーンがよかった。

姉はアメリカ帰りで、向こうではそれなりに生活していれば、屋外で煙草をふかすということもなさそうだが、韓国社会ってどんなもんなんでしょうね。

あ、でも夢半ばだったけれど、喫煙シーンはまだほかにもあったかもしれない。喫煙というのはある種の逃避だろうので、そういうことを喚起させるチカラがあるでしょう。

しかし、こういう映画、もちろん映画でしかできない描写もあると言えるだろうけれど、逆に漫画や小説などの別のメディアで昇華しやすいだろう部分も感じるというか、鑑賞者はそういうところを楽しく想像するのかなとも思う。

というわけで、いつものような感想というにはちょっと足らないが、機会があればまた向き合いたいなという逃げ口上だけ残しておく。

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