どちらかというと時間の問題ではないか

『100日後に死ぬワニ』というコンテンツがあるが、私はファンではないし、どちらかといえば嫌いなのだが、「ある作品」であることには変わりないので、自分がそれをどう捉えるかを自分なりに考えることには関心がある。なお、100 日目に何が起きたかのは知らないままだ。連載もたまに目に入ったときに気が向けば読んだくらいで、おそらく 10 本読んだか読んでいないかくらいだ。

連載は 1 日 1 回の 4 コマ漫画形式で、おそらくそれで 作品内の1 日が経過している。あるいは「100日後に死ぬ」が読者の実時間に対応しているだけなのかもしれないが、考えづらいので退ける。つまり連載の 100 日とワニの 100 日が連動している。新しいものではないかもしれないが、ユニークだ。

タイトルからしてブラックジョークというか、端的にいって不穏さを感じるが、そんなこと言ったら異常なタイトルの作品というのはたくさんある。 私が本作に感じる不快感は、タイトルにある死というモチーフが、さらに連載の実時間に連動している点にあるのではないか、と自問自答している。他に考えられることといえば、作風はあくまでうだつの上がらない感じのワニのほのぼのとした小さな日常が中心で、死に直面する内容ではないからかもしれない。唐突な死を演出するにあたって、100 日はあまりにも長すぎはしないかという心苦しさだ。

結果として、予想した通りというか-ネガティブな意味での批判のような記事が溢れかえった。私は予想されたこの流れまで含めて敬遠していたので、今のところどの記事にも目は通しておらず、あくまで記事の見出しに拠った意見ではある。どのような観点からの批判が多いのだろうか-読まないけど。

ここまでの流れを含めて、連載中は少なくともワニという作品を楽しんでいた人がたくさん居たのも、おそらく事実だし、私は結末は知らないが、完結をみて満足した人もいろいろなことを考えた人も、千差万別居ただろう。結末を迎えて不快になったという人も、もしかしたら居るかもしれない。

それがどの点に言及されたかにかかわらず、論争を生み出したり、話題性を孕んでいる作品というのは、それだけである意味でよい作品だろう。逆にそれがネガティブに反応される結果になったとしてもだ。

これ以上は特に触れることもないが、 『100日後に死ぬワニ』 を読んで楽しんだり、考えたりして、生活にプラスになることが一人でも多くにあるなら幸福なことだね。