いろいろとストレスフルなことが続く年度末で、しばらくは世界中の多くの人々の記憶に残るであろうこの瞬間に何かしらここに文章みたいなものを残しておきたいと思うもののイメージが定まらない。本当にダラダラと書くことにした。

アニメを2本見ている。『ID: INVADED イド:インヴェイデッド』は舞城王太郎が脚本を担当しており、これはもう舞城王太郎以外の何物でもない秀逸なメタミステリだ。舞城王太郎、コミックの原作などではたまに目にするが小説はとんと読んでいない。といっても長編は『ビッチマグネット』までは読んでいる。短編はよくわからないが、あまり発表もしていないようにも見える。作者特有の言葉遊びと符号の設定などがひさびさで心地よい。Wikipediaからの情報だが、5年前から始動してる企画のようだ。残り数話だがうまく着地するだろうか。

Netflixで『ドロヘドロ』を見ている。非常によくできていると思う。どこまでアニメ化するのか分からないが、現時点で原作の半分にやや届かないくらいだろうか。ところどころで話の構成をシンプルにしているような気もするが、あまり定かではない。2クール分くらいやって後半を丸めるとかするのかしら。しかし、いろいろと歪んだ作品だことだ。

三連休に少し旅行をしようという計画がある。気が進まないということもないのだが、わいわいと楽しみたいという気分でもない。人間関係の調整のようなものも発生しており、やや怠い。

繁華街、人が少ないのはそうだが、そのなかでも妙なうねりというか多少の人の流れの波は目に入る。日本などは平和なものだろう。なぜこんなに平和なんだろうね。危機対応の問題なのか、地理や気候の問題なのか、切り口はさまざまにあるように思うが、明確な説明は見当たらず、最後までよく分からないままだろうか。

小松左京の『復活の日』がよく取り上げられるようになっている。私はハルキ文庫版の本作のカバーイラストが好印象で小松左京を読み始めたので(今書いていて思い出した)、本作は私にとっての記念碑的な作品だ。ファンとしては言うまでもなく面白いのだが、小松左京独特のアクの強さは読者を選ぶのではないか。そもそもタイトル詐欺というか、復活の日はあまりにも遠いのだ。しかし、このタイトルこそが小松左京的な情念をよく表しているとも言えなくはないだろう。

小松左京の全作品レビューみたいなこともやりたいのだが、その気持ちを取ったまま大分立っている。大体、読んでいない作品だっていくつかある。

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