2018 年制作の韓国映画だが、本国では 2019 年始、日本では 2020 年の年始から上映された(Wikipedia 情報)。刑事もののコメディ、これはまぎれもない正真正銘のコメディ映画といってよく、大笑いしながら楽しんだ。韓国はどこかの地域の警察署に所属する麻薬捜査班 5 名が主人公で、このヘボヘボのチームが解散の危機に瀕している。起死回生の結果を残すために奮闘するが…、という仕立てだ。

もう少し内容に踏み込むと、張り込み捜査のために表向きでチキン屋を経営する羽目になった彼らだが、そのお店が大ヒットしてしまい、てんやわんやの大騒ぎとなる。不出来とはいえ志をもって警官になった彼らにも葛藤なりがあるわけだが、謹慎中で収入もないところ、流行る店をみすみす手放すわけにもいかずに走らせていたら、ふとしたキッカケから大捕り物に発展する。

クライマックスでは彼らの 5 名の能力は実は格闘寄りであることが、やっと明かされる。最後の乱闘が始まる前に横に並ぶ彼らのアップが画面上で 5 つのカラムに分割してキメになるシーンがあり、戦隊モノっぽいなと思ったが、西部劇なんかにもあったかななどとも思う。どうだろう。

リーダーのコ班長の最後の格闘シーンが大爆笑もので、笑いどころとしても、物語のクライマックスとしてもベストだ。エンディングでは警官としてキャリアを進めた情景が描かれていたが、楽しませてもらった身としては、チキン屋がどうにかならなかったのかは気になった。あと、チキン食べたくなるので、いわゆる飯テロという部類の作品でもあった。

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