ソーシャルブックマークはどこへ消えた

いくつかの周期で思い出したようにソーシャルブックマークを懐かしがる。過去にもどこかに雑文を散らしたが手元には残っていない。今回は寡聞にして知らなかった「Diigo」とういサービスを知ったので、また思い返した。

Delicious が嚆矢となったと思っているが、Web 2.0 がもてはやされたときにソーシャルブックマークという概念とサービスが広まった。みんながブックマークするサービスこそが良いものだという考えのもとに情報を収集、活用する目的がある。 Delicious のその後は不調となりアメリカの Yahoo! に買収されたりといろいろあったが、2017 年に消滅した。

少し調べようとしたら、詳しく説明してくれている記事があったので、以下にリンクを置いておく。そして、この事実は知らなかったが、Delicious を最後に買収したのは Pinboard だったのか。マジか。

Pinboard 個人志向のソーシャルブックマーク

誰かが使っていたので私も登録してみたのは何時だったか。Pinboard というサービスがある。ソーシャル要素は限りなく薄められている体裁を取っている。登録料に 11 $かかる(2019年12月現在)。いずれはサブスクリプションになるのではと噂されていたような気もするが、そうはなっていない。たまに思い出したように利用するのだが、基本的に使わなくなっている。昨年 3 件ブックマークした記録があった。

これはブックマークそのものに言えることだが、よく訪問するページなどはもはや URL などをタイプして表示したほうが速い。なので、ソーシャルブックマークなどは本当に記録用になってしまう。その記録をどのように、何のために残すのかという段になったとき、ブックマークの面倒くさい作業は忘れられてしまう。

Pinboard について言えば、シンプルなのはよいがシンプルすぎてワクワク感は小さい。またブックマークのためのツールがこなれていないので怠い。

イナゴの群れとなるブックマーク

そうではないブックマークサービスが「はてなブックマーク」や「Reddit」の部類だろう。リンクに対してコメントを投げていくやつだ。これらのサービスがどれくらいユーザーの生産性や情報収集に役立っているのかは分からないが、どちらかというと時間と感情の消費に使われる面のほうが多いのではないかと私は思っている。

別にソーシャルブックマークに崇高な目的など必要ないと言えばそうなのだが、Web 2.0 などでワイワイと盛り上がっていた頃に比べたとき着地点は 2ch と大して変わらないではないかという味の悪い気持ちにもなるのだ。2ch の良し悪しとは別だ。

「あとで読む」はブックマークか

私も愛用している Pocket だが、あるところの説明によればこれもソーシャルブックマークだ。そういった機能もある。このサービスについては以前も記事を書いたが、私はこれをブックマークとはあまり思っていないので、完全に「読むためのページの保存」「読んだ記事はアーカイブ」のアクションのみだ。日本語検索には最近ちょっと強くなったような気がするが(詳しく調べていない)、かつてはダメダメだったのであまりアテにもしていない。

何かと言えば、ソーシャルブックマークで「あとで読む」というタグを付けている人は、本当にその作業を実行しているのかを知りたい。私は、ソーシャルブックマークは、すでに読んだ記事の保存用として位置づけているので、仮にそのような運用を試そうとしてもすぐに忘れるだろう。ボタン 1 つのことだが。

Pocket について更に言えば、日本語のリーディングモードが読みづらいのと、結局 URL しかまともに読みとれないケースがあり、元サイトに行った方が結局早いことがしばしばある。設定できそうなものだが、そうでもない。

ハイライトとキャッシュこそが要か

単純なソーシャルブックマークの問題点としては、元ページが消えてしまう場合を考慮する必要があって、そんなことならローカルに保存しろとか、Evernote に取り込めとか、そういう歴史があった。もっと情報の取捨選択にシビアになれという話でもある気はする。この点は、幾つかのサービスは主に有料プランで対応しているのではないか。

あるいは、ハイライトを保存しておくことこそがソーシャルブックマークでの本来の目的なのではないだろうか。それを生かしているひとはどれくらいいるのか。たまに見るけど。ということで「Diigo」を今さら知った。

このサービスはハイライト機能がかなり軽快だそうだ。またそれを自分のコンテンツとして転用しやすいらしい。ははぁ。こういうのでいいのではないか。以下の記事が参考になったので、リンクを張っておく。

タイトルが長い。