2022年の8月に香台を買ったという記事を書いた。

もはや香台と香立ての差がわからぬが、今回、ちょっと仲間を増やすことにした。前回の記事の最後に書いたが、波佐見の香立てのグリップ部分、細すぎるのだ。

線香をそんなに購入しないのでわからないが、おそらく太さのバリエーションは3種ほどあるんだろう。その最小の径にフィットするように設計されているのだろうか。穴が小さい。

メイン(というか、これだけ)で焚いている杉葉線香はおそらく中径で、個体差もあるのだが、ちょっとグリグリすることで、グリップに刺さる。だが、個体値が悪いと(やや太目の切断面になっていると)、グリップに入らず、折れる。

騙しだまし使っていたが、先日、とうとう耐えられなくなった。それで、新しい香立てを探したというわけだ。で、結論としては以下のリンク先のパッケージを購入した。ガラスの筒に対し、金属の棒で中央に吊るした線香から煙が漂うタイプだ。

ウリは、灰が拡散しないことらしい。あと、おしゃれだ。

まず、Holdmというメーカーも知らない。そして、このガラスの香立て、類似品がおそらく5以上はある。10くらいあるかはわからない。値段は2,000円前後くらいで似たり寄ったりだが、どれがオリジナルかなんてわからない。

そうなると性能重視ということになる。ガラス管の長さ、グリップの方法、台座をはじめとした全体の質感、が中心だろうか。で、主にはグリップの方法を見た。

金属の加工の形状で挟むタイプ、クリップになっており挟むタイプ、概ねこのふたつで、後者の方が取り回しはよさそうだが、耐久性は前者が勝りそうだと思い、此方を採用する。

さらに本品には、吊るし装置だけでなく、金属製の小さな立て台もついてくる。これが届いてから触ってみてわかったが、3種の径に対応し、9つの穴が空いている。なんと贅沢なオプションだろうか。なんなら、ろうそくを立てたらええやん、という仕様らしい。

ラッキーじゃん。

金属製の台、試しにもともとあった波佐見の台に横置きしたら、これもふつうに使えた。一石二鳥じゃん。助かりました。まぁ、目的や用途、使う線香によっては条件に合わないかもしれないが、これはこれで良い買い物だったので、記録したかった。

というわけで、最近は香を焚く心理的ハードルが下がり、煙っているタイミングが増えている。ちなみに、セットで沈香を購入してみたが、こりゃ置いてあるだけで香りがエグいね。焚いたらさらにスゴい。これはこれで好いし、楽しいが、やはり杉葉線香の素朴な香りも好い。

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