なんとなくアクションゲームをプレイしたくて、Switch の新作ゲームを漁って見つけた『タイムスピナー』をプレイした。コンシューマ、特に日本国内の配信では新作だが、PC(Steam)での発売は 2018 年であったようだ。

メトロイドヴァニア系と呼ばれるタイプの作品で、メトロイドシリーズよろしく右上に表示されたマップを探索し、少しずつ武装やスキルを増やして攻略していく。

「時間を織る」と言っていいのかしら、本作には紡績機にみたてたタイムトラベル装置が登場する。この装置は、登場人物たちの超常的なパワーを介して機能するので、 SF やサイバーパンクというよりは、マジカル寄りな設定だ。

いたって普通のアクションゲームだが、装備したオーブの種類によって攻撃パターンに差があり、これらは使い続けることで各々のレベルが上昇して補正がかかるようになっている。こうなると使いづらいオーブを使うのが楽しい。そして苦しい。

ストーリーだが、時間を跳躍する能力を管理する一族と、それを追い求める一族などがゴチャゴチャとやる。主人公はゴチャゴチャをちゃぶ台返ししようと、原因を探し求め、クエストをこなし、暗躍したり、全然隠れずに戦ったりする。

道中で入手可能な各テキストから物語の全体像が伺える仕組みなのだが、ストーリーの芯への理解や感情移入が浅い時点で世界観のオリジナルワードが連発され、かつ日本語フォントが読みづらいのでほぼ飛ばし読みしてしまった。残念である。

とはいえ、話の大方は予想を超えるものではなく、内容もつまらないワケではない。王道こそおもしろい。特定のエンディングについては、ここまでやる? というくらいで、それは好みではないけど清々しい。こういうパターンの類型ってあるかな。

その他、LGBT というか登場人物の性の多様性が割と強めに主張されている面がある。メインストーリーではないが、はっきりと感じ取れるレベルにおいてのことだ。同時に、ところどころで下品なセリフ回しもある。バランスか? どういう?

ただのクリアなら攻略に難しさはなく、ざっくりしたプレイでも十分楽しめるが、一部のマップやアイテムなどは隠されていたり、分かりづらかったりする。以下のサイトにお世話になった。

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