塩にぎりの魅力とはなにか|ガールズアンドパンツァー 最終章 第3話

『ガールズアンドパンツァー 最終章 第 3 話』を観た。前回から何年ぶりだろうか、夜のジャングルで知波単学園に追い詰められていたことは覚えていたので、特に問題なく物語に入り込めた。

さまざまな視点や角度から高密度なタンク戦が描かれる本作には、熱中せずにはいられない魅力がある。爆走する戦車の上で突っ立てても大丈夫だし、剥がれた装甲を手軽に修復してしまうのも OK なのは、クスッと来てしまうが、本作のリアリティ、非リアリティのバランスを維持する手腕は、いつも見事だ。

ここまで 3 話かけて 2 戦を描いてきた。残り 2 戦で予定通りの 残り 3 話となる計算だろうから、ピッタリだ。2020 年代で収束するスケジュールかはよくわからないが、楽しみにして待つしかない。

今回の本編は、どちらかというと知波単の成長の描写に重きが置かれていた。そのため、相対的にではあるが、大洗のメンバーの弱さがやや浮き彫りになった。いつも通りと言えばそうかもしれない。そういう意図によるだろう状況ではあるが、歯がゆさはある。

成長して健闘した知波単にしても、最後は見事にエース:あんこうチームに釣られる結末で終わってしまった点も、少しばかりもどかしい。会長、桃ちゃん達のカメさんチームが漁夫の利的に撃墜していくシーンは、過去のどこかにもあった気がするが、どうだったかな。

前半の大洗 vs 知波単を雑にまとめてしまうと、福ちゃんの成長とそこへの橋渡しというニュアンスが強く感じられた。世代交代がしっかり描かれているので、これも特に不満はない。

知波単戦が終わり、幕間としては他学校の対戦が描かれる。これは多くの視聴者が指摘しているが、勝ち上がってくるチームと、最終的に対戦することになりそうなチームは大方の予想がつく。

黒森峰のエリカとプラウダのカチューシャはどちらも面白かった。言ってしまうと、カチューシャの活躍のシーンって実は劇場版からあまり与えられてない気がして、やや不憫ではある。見せ場ではあるんだけどね。一方のエリカはそこそこ恵まれている。これは西住姉妹に挟まれているから致し方ないか。

で、結局は第 3 戦では継続高校が対戦相手となった。この高校は、劇場版からの本格登場だったハズだが、隊長のミカがまたひどい人物で、どうやってこれでチームを率いていられるのかまったく想像がつかない。が、有能なことに変わりないのだろう。

大洗の西住と秋山は、偵察にてサンダース大学付属が継続に負けた展開を見ていたが、それにしては戦闘の序幕の切り方がやや無防備だったなと、やはり思ってしまう。まぁ、この展開もそこまで意外ではなかったが、こうなるよね、という展開なので次回が楽しみではある。

西住みほが、ある意味で隊長という職務を降りている現状で、良くも悪くも肩のチカラが抜けており、判断力が鈍っている、みたいな想像もできるが、どんな感じなんだろうね。大洗女子学園の各チームの活躍を祈りたい。

オープニングでは、あんこうチーム、他学校のメンバー、大洗のその他のチームそれぞれが交互に描写されたが、自動車部のレオポンさんチームの 4 人は画面分割で入っていたのが面白かった。あんこうチーム以下はレオポンさんチームが好きなのだが、自動車部はほとんどが卒業なのだね。

どうしても間が空いてしまうので、キャラクターもとい声優さんの声の雰囲気が変わった、なかなか戻らない感じを幾人かから受けた。が、まぁこれも仕方ないのかな。通しで見たときに、どういう感じになるのかは気になる。