Google+ が2019年4月に終了するということで、このサービスを大きく活用していたユーザー達に動揺が走った。私は特に使っていない。民族ならぬユーザーの大移動が起こるわけだが、まつわる話題で知ったのが「MeWe」であって、今回の雑記はこれに関して思い起こされたソーシャルネットワーキングサービス(SNS)についてのことだ 。
本サービスの主旨は「広告なし」「私的情報の保護」みたいなところにあるらしい。使うことはないだろうが、どのようなものだろうとアカウントを作成した。知り合いもいないし、特に入りたいグループがあるわけでもないので、放置している。
2005年くらいから本格的に流行っているソーシャルネットワーキングサービス(SNS)だが、記憶にあるのは MySpace が最初だろうか。「東南アジアでは Friendster のほうが人気がある」などという話も当時は合ったような気がするが、すべては Facebook の前に消えていった。
Facebook は政治的な問題やアクティブユーザーの減少など、いい話がなく悪い印象となるが、広告による売上高は2018年も過去を更新したという。数年前までは、検索エンジン対策に並んで Facebook ページを活用したうんにゃら、みたいな話題が盛り上がっていたが、いまはもう下火な気がする。
というか、Facebook は単純に使いづらい。たとえて言うなら日本の電化製品のようで、”ナンデモゴザレ” なのだろうが、だからなんだという話である。
冒頭の Mewe は、グループの機能が Google+ に似ているらしく、そこからユーザーの移動が起きているらしいのだが、現時点では非常にシンプルな感触がある。広告を用いないということは、ほかに収益モデルがあるのか、そもそも目的が収益化ではないのか、よく知らぬ。が、ユーザーが楽しむコンテンツが SNS の外にある限りにおいては、プラットフォームはベタに「コミュニケーションを加速する」だけで済むとして、つまりシンプルでいいのだろう。
シンプルといえば Twitter のことを考えないわけにはいかないが、あれは SNS ではないらしい。Instagram も実にシンプルだが、Facebook 傘下というだけで怖気が走る。
Tik Tok という短編動画投稿サービスも SNS なんだろう。言うまでもなく時代は動画という流れで、動画の先には何があるのか。VR Chat もそこまで拡がったとも思えず、仮に定着したとしてもこれは SNS だろうか? Second Life か。
mixi にも触れておく。たしかに mixi は新鮮だった。趣味のグループは万華鏡のように輝いており、2ch では呼名がつかないユーザー達が個性をもって情報を交換し合っている状況には興奮したものだった。
以下の記事によると、2008年はまだ mixi の独壇場だったらしい。10年とちょっと前のことだ。
なお MeWe であるが、現時点では日本語がこなれておらず、何も知らないで目にすると、怪しいサービスにしかみえない。
Last modified: 2019-12-09